2016年5月14日土曜日

災害時の情報拡散方法 ~拡散力ある「コピペ」を使おう!は正しいのか~


やる気があるのかぁ!というくらい毎度ご無沙汰の「よろずチューター ひかり」主宰の阿部ひかりです♪
すみませんf^.^ ただ今、絶賛休養中です。毎度のご無沙汰、ご容赦ください<(_ _)>

さて、そういった中でこのところ気になっていること…。
大地震などの災害時にSNSを使って情報拡散…というのはもはや日常の事柄!だと思うのですが一部の方の認識として、

「シェアするよりもコピペした方が速く拡散するから、重要な情報ほどコピペした方がいいよ!」

というのがあるようです。

SNSに関してはさまざまな主義&主張の運用方法があるようですので、頭ごなしに否定する気はありませんが、これはちょっと待てよ!と思いましたので、久々にブログをアップします。

災害情報は常に変化します。
たとえば…。

「××避難所に●●が足りません」

という情報が流れたとすると、善意ある方は「××避難所」に「●●」を送ることをまず考えるでしょう。そしておそらく「××避難所」にはあっという間に善意の「●●」が届きます。

「もうたくさん送ってもらったから、これ以上は不要です」

となったとき…。

シェアやRTで拡散された情報であれば、大元の投稿を削除してしまえばそれ以上広まることはありません。が、コピー&ペーストで個別に広めてしまった投稿はこの限りには非ず…。
もう要らない「●●」が継続的に「××避難所」に届き、有難迷惑を掛けることになりかねないのです。

ですから私は災害時のコピペ拡散はSNSユーザーとしてもっともやってはいけない禁忌の1つとして捕えています。

ご参考までに私は身内のコンサート情報などはポスターの画像をいただいて、個別に投稿しています。ポスターまで作成されている以上、開催日時やチケット代が後付で変更になることはまずないだろうし、自分と繋がっている「友達」に広めるためには確かに個別投稿の方が速いからです。
問題にしなければいけないのは「後付」で情報が変化するもの…。

コピペがいいのか、シェアやRTがいいのか…。
情報の性質を捕え、今一度、考えてから拡散してください。
一般ユーザーが気軽に扱えるSNSだからこそ、「相手」側の立場になった利用方法が常に問われています。

【よろずチューター ひかり】
http://tutor-hikari.jimdo.com/

2016年4月5日火曜日

SMAPファンの活動にみるSNSの新たな可能性



「よろずチューターひかり」主宰の阿部ひかりです。
またまたご無沙汰しております。
公式サイトなどでそれとなく告知済みですが、昨秋以降、長期療養中のためお仕事のオファーはもろもろ辞退させていただいております。ご迷惑をお掛けし申し訳ありません<(_ _)>

さて、そんな中で迎えた2016年ですが…私にとってもっとも驚いたニュースは1月半ばにあった「SMAP解散報道」でした。
多くの皆さんと同じように、私自身はいわゆるお茶の間ファンの一人でファンクラブの会員になったこともなければ、LIVEに参加させていただいたこともありません。それでも、SMAPがテレビに出ているとなんとなく観てしまいますし、DVDやCDも何枚かは持っています。

そんな私が今回の報道を受けて最初に感じた想いは、ミッツマングローブさんが騒動直後にアップされたブログに集約されています。
【When A man Wears A Woman】
http://ameblo.jp/mitz-mangrove/entry-12117162878.html
ミッツさんがおっしゃっているように、本当に単純に「SMAP解散、イヤだ!」というダダッ子みたいな想いが込み上げてきました。
かといって、何ができるのか…。
一部の方には周知のことかと思いますが、私の社会人生活はマスコミ業界からスタートしています。かといって、それは20年も前の話…大手とはいえ限りなく下っ端な立場でした。
辛うじて未だ繋がっている友人・知人に連絡を取れなくもないけれど、それぞれがそれぞれに立場がある中でオフィシャルではないところで協力を仰ぐのも甚だ失礼な話ですし、何よりも「病気療養」という現状でお取引先様などにもいろいろとご容赦いただいている背景があります。

歯がゆく感じながらも公開範囲をプライベートな友達に限定しているSNS内で、想いの丈を述べるくらいしかできませんでした。

そんなときでした。
もうほとんど使わなくなっていたTwitterのTLにSMAP関連の情報が流れ始めたのは…。
おそらくはたまたま相互フォローになっていたユーザーさんにご自身を「スマヲタ」と呼ぶほど熱心なファンの方が紛れていたのでしょう。
休職中とはいえ、現職はSNSを含める研修講師です。興味本位でそういったスマヲタさんの動向を解析しているうちにすごいことが起こっているのに気が付きました。

1/13の最初の解散報道から、スマヲタさんを名乗るユーザーさんがどんどんと増えていき…「専用垢(※SMAP専用アカウント)」として登録されている方々が「情報拡散」と「情報共有」の場にTwitterを活用し始めたのです。

SNS講師という立場でいうと、相互フォローなくても閲覧できてしまうTwitterに関しては、「情報拡散」はともかく「情報共有」には本来、向かないはずのサービスです。これをやるなら、たとえば、FacebookやLINEのグループとか、mixiのコミュニティーとか、「特定のサービス(人・物)について共通に興味のあるユーザー」が承認のもとに参加するスペースを作成すれば良いはずです。

ところが…。
Twitterというサービスをこのスペースに選んだがゆえに、結果として自らが参加表明したワケではない私のようなユーザーにも情報が流れ…。
気が付けば「世界に一つだけの花購買運動」や、「STAY SMAP(※SMAP存続のための署名)」などの活動が一般ユーザーにも知れ渡る機会が格段に増えていました。
そして、当初は興味本位でTLの流れを眺めていただけの一般ユーザーの中に、
「この人たち、すごい!」
と感銘を受け、
「私も参加しよう!!」
となり、更に活動の輪が広がっていったのです。
また、そういった活動がいち早くマスコミの知ることとなった裏側にもTwitterという閲覧相互認証不要のサービスを「情報共有」のスペースに選択したことにより、本来のTwitterの得意分野である「情報拡散」のパワーが何倍にも増幅し…という事象がユーザーの意図と関わりのないところで効果的に働いていたのでしょう。

CSなどのヒューマンスキル系の研修を担当させていただくときに折に触れてお話ししているのですが、たとえ、「厚意」としてしたことであっても、相手の「本意」から逸れてしまったら、それは「厚意」ではなく「有難迷惑な『押し付け』」になってしまいます。
SMAPのメンバーの皆さんが騒動に関してのコメントを差し控える中で、Twitterでの情報連携についてもこの辺の切り分けは難しく、日々、賛否両論が巻き起こっているようです。

ですが、私は大好きな人が窮地に立たされているときに、「状況が分からない」という理由だけで、ただ黙って傍観しているよりも、自らが相手の立場を考え、尊重し、意志を以て動き、それぞれにできる最善を提案し続けてきたスマヲタさんたちの活動に感動せずにはいられませんでした。
と、同時に、Twitterというサービスの利便性を知り尽くしていると思っていた私にとっても「新たな可能性」を見出せる活用方法に最大限の敬意を払いたいと改めて思いました。

SMAPを取り巻く現状については未だ「分からない」ことだらけです。ともすればネガティブに引き込まれてしまいそうな中で、それでもスマヲタさんたちは前を向いて活動し続けています。
現在の主だった活動として、2016年4月15日に迎える「SMAP×SMAP」20周年への祝意を込めて、「世界に一つだけの花」を再びオリコンランキング上位に登場させようというものが展開されています。
対象となるのは、4月11日から17日までにオリコン加盟店にて購入したCDとのこと。もちろん、これには、
【AMAZON】
http://www.amazon.co.jp/
始め、主だったネット販売サービスでの購入分も含まれています。

Twitter上には「一般参加熱烈歓迎中♡」という言葉も飛び交っておりました。
東日本大震災での支援活動はもちろん、阪神淡路大震災やその他さまざまな危機的な状況のときにも進んで社会貢献を果たしてきたSMAPというグループです。
アイドルを超えた国民的アイドルのために…お気持ちある方はぜひ、ご参加ください。

【よろずチューターひかり】主宰 阿部ひかり
公式WEB: http://tutor-hikari.jimdo.com/